新発田消防本部管内において住宅火災は過去10年間で157件発生しています。その中でこんろが原因による火災は毎年のように発生し、ストーブや放火(疑い含む)と共に住宅火災における主たる原因となっています(グラフ参照)。
過去10年間で住宅火災の原因として件数が多いものを3つ挙げるとしたら、こんろ、ストーブ、放火(疑い含む)となっています(グラフ参照)。それではこんろ火災について詳しく見てみましょう。
料理などをしているときに、こんろを使用したまま
「ついうっかり」忘れて他の事をしてしまった。
「ついうっかり」忘れて外出してしまったなど、どのような方でも決して無いとは言い切れないことです。こんろは直接的な原因というよりも原因を作っていると表現をしたほうが分かりやすいかもしれません。
こんろ火災とは?
こんろからの出火はよくマスメディアなどで取り上げられますが、なぜこんろから出火するのでしょう?
こんろは人の手で操作をしないと火は点きません。またこんろだけでは燃えることは考えにくいでしょう。
こんろ火災には、グリル内に溜まった油カスや調理カスに着火した。こんろの周辺に置いた布巾やキッチンペーパーなどの燃えやすい物に着火した。使い古した油を処理するため鍋を加熱しているのを忘れてしまい出火した。調理中にこんろの火が衣服に燃え移ったなどいろいろな原因がありますが、こんろ火災で一番多いのは揚げ物などで鍋を加熱してそのまま忘れていたため油から火が出るということです。植物油は約 370℃まで加熱すると出火します。そこで平成 20 年 4 月以降に製造・販売されたガスこんろにはガス業界の基準として Si センサーを全口に取り付けることが義務付けられています。(業務用及び一口こんろの一部を除く)
Siセンサーコンロは安全機能が付いているからといってこんろ火災を完全に予防するものではありませんが、万が一のために火災予防を助ける機能です。調理中は常に
「ついうっかり」に気を付け、火災を未然に防ぐことが大切です。
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@こんろを使用中はその場を絶対に離れないこと!
こんろの火を消さないまま「ついっかり電話に出た」「ついうかっかり来客の対応をした」「ついうっかり出かけてしまった」などちょっとした油断や不注意が火災の原因になります。こんろから離れるときは必ず火を消しましょう。
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Aグリル内は常に掃除しておくこと!
油カスや調理カスなどが溜まった状態にしておくと使用時にそれらに着火し火災になる事があります。こんろはいつもきれいにしておきましょう。
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Bこんろの周辺に燃えやすい物を置かないこと!
こんろの周辺に布巾やキッチンペーパーなどの燃えやすい物を置くと、それらに着火し火災になる事があります。燃えやすい物はこんろから離れたところに置きましょう。
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C調理中の服装にも注意すること!
ゆったりした服装での調理は、こんろの火が衣服に燃え移ってしまう事があります。ゆったりした服装での調理は避けるようにしましょう。こんろの上を腕を延ばして調理器具等を取ることは衣服に着火する危険がありますので調理器具等の配置にも工夫しましょう。
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DIHこんろも絶対に安全なものではありません!
IHこんろは火を使わないため絶対に安全な調理用機器と思われがちですが、IHに対応していない調理器具を使用すると火災が起こる可能性がありますので間違った使い方をしないよう注意が必要です。
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Eガスこんろは安全装置付が安心です!
現在発売されているこんろは、ガス業界の自主基準で全口に安全センサーが付いたSiセンサーコンロとなっています。Siセンサーコンロは調理油過熱防止装置、立ち消え安全装置、消し忘れ消火機能等の安全機能が搭載されていますので、火災予防に効果的です。
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